2024年5月13日(月) 大引け
更新 : 2024/5/13 16:00
(更新予定時間:12:45頃/16:15頃の1日2回)
今日の株式市況
13日後場は日経平均株価が、前週末比49円安の3万8,179円と反落。TOPIX(東証株価指数)が同4ポイント安の2,724ポイントと3日ぶりに反落した。朝方は、前週末10日の上値の重さが尾を引き、売りが先行。日経平均は午前10時18分に、同259円安の3万7,969円を付け、5営業日ぶりに心理的なフシ目の3万8,000円を割り込んだ。売り一巡後、株価指数先物にややまとまった買いが入り、上げ転換する場面もみられたが、買いが続かず、後場は総じて弱含みで推移した。東証プライム市場の出来高は19億7,474万株、売買代金は4兆6,093億円。騰落銘柄数は値上がりが808銘柄、値下がりは807銘柄と拮抗、変わらずは36銘柄だった。
前日の米国市場
前週末10日の米国株式は、NYダウが前日比125.08ドル高の3万9,512.84ドルと8日続伸、ナスダック総合指数は同5.396ポイント安の1万6,340.869ポイントと小反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億8,827万株、ナスダック市場が42億1,029万株だった。引き続き、FRB(米連邦準備制度理事会)の利下げ期待が相場を支えた。また、半導体受託生産の世界最大手で台湾TSMCの4月の売上高が堅調だったことを好感、半導体関連株が堅調に推移した。ただ、5月ミシガン大学消費者信頼感指数は67.4で市場予想平均の76.2を下回り、1年先の予想インフレ率が3.5%と4月の3.2%から上昇し、インフレへの警戒感は残った。NYダウ採用銘柄では、マクドナルドやスリーエム(3M)、ベライゾン・コミュニケーションズなどが値上がり率の上位に入っている。
業種・個別株動向
業種別株価指数33業種は、18業種が下落、15業種が上昇した。三井不 <8801> 、菱地所
<8802> などの不動産株や、大林組 <1802> 、清水建 <1803> などの建設株が下落。ニッスイ <1332> 、マルハニチロ
<1333> などの水産農林株や、SUMCO <3436> 、LIXIL <5938> などの金属製品株が安い。デンソー <6902>
、トヨタ <7203> などの輸送用機器株や、東電力HD <9501> 、東ガス <9531> などの電気・ガス株も軟調。キリンHD <2503>
、味の素 <2802> などの食料品株や、MS&AD <8725> 、東京海上 <8766> などの保険株も弱い。一方、クラボウ <3106>
や、デサント <8114> などの繊維株や、アシックス <7936> 、任天堂 <7974> などのその他製品株、オリンパス <7733>
、HOYA <7741> などの精密機器株が高い。
新興株・IPO
東証グロース市場250指数が4日ぶりに小反発。東京市場全般が軟調な推移となり、新興市場も上値の重い展開となった。ソラコム <147A> 、BASE <4477> 、JTOWER <4485> などが下落。プレイド <4165> 、ispace <9348> 、coly <4175> は買われた。
主要指標(24/5/13 大引け)
日経平均株価 |
38,179 |
-49 |
日経平均先物 |
38,120 |
-120 |
TOPIX |
2,724 |
-4 |
- ※日経平均先物に関しては、前引けは11時30分、大引けは15時15分の更新となります。
注目ニュース(毎日10:00更新)
●三井物<8031>国テキサス州における設備容量15万kWの太陽光発電所開発を最終投資決定し、着工。
●日産自<7201>自動車内外装部品の開発・製造・販売を行う河西工業に、総額60億円を出資。
●7&iHD<3382>ニッセンホールディングスの発行済株式の全部を株式会社歯愛メディカルに譲渡。
●東急不HD<3289>国内初となる洋上での浮体式太陽光発電の技術実証に向けて、「洋上浮体式太陽光発電設備」を海面へ設置完了、実証開始。
●NEC<67001>顔認証技術の適正利用に向けたガイド「顔認証技術の適正利用に向けた10の視点」および「リスクアセスメントフレームワーク」を策定。
●トヨタ<7203>LEXUSの、「LM」国内仕様のラインアップに6座仕様車のversion Lを追加設定。
●東ガス<9531>王子ホールディングスと、苫小牧工場における再生可能エネルギー由来のグリーン水素と回収したCO2によるe-メタン」)の製造に向けた共同検討を開始。
●塩野義薬<4507>長崎大学、国立感染症研究所などと、新規マラリア予防薬の創出を目的とした共同研究に関する契約を締結。
●ホンダ<7267>二輪車、パワープロダクツの研究開発を担うホンダアールアンドディプライベート・リミテッドが「ソリューション・アールアンドディ・センター」を新たに開設。